診療についての想い
様々な皮膚疾患があり、その原因や治療もそれぞれで異なることが多く多岐にわたります。今どういった疾患が考えられ、治療には外用薬(塗り薬)が必要なのか、内服薬(飲み薬)が必要なのか、それとも切開や切除などの外科的処置が必要かなのかといったことを説明し、治療させていただきます。
とくに外用剤は、多くの疾患の治療で必要になります。いつ・どこに・どのように塗ったらよいか、私共の説明でわかりにくい点がありましたらいつでもお訊ね下さい。初めて受診された時や、薬剤の種類・使用法が変わる場合は、外用処置を行いながら説明したりしています。
足白癬(みずむし)などのカビによる病気
皮膚科といえば、湿疹・虫刺され・じんましん・アトピー性皮膚炎といった病気を思い起こすことも多いかと思いますが、皮膚糸状菌というカビによって生ずる白癬(“はくせん”と読みます)も、新たに皮膚科を受診する患者の10%程度を占めるありふれた病気です。あまり聞き慣れない言葉ですが、この白癬が足に生じると足白癬であり、みずむしといった俗称で呼ばれています。
足白癬(みずむし)は梅雨時期から夏に、足のゆびの間がジュクジュクしてかゆくなる、といったよく知られた症状の他に、足の裏に水ぶくれができたり、かかとが硬くなりガサガサになる、などの症状がみられることもあります。気になる症状がある場合は、いつでも当院にお越し下さい。
当院では皮膚糸状菌など皮膚疾患に関連するカビを培養し同定する、真菌培養検査も行っており、必要時に検査を施行しております。
診療内容
こんな症状があれば、当院にご相談下さい
※その他、皮膚・爪・粘膜に気になる症状があれば、診察致します。
- ・皮膚のかゆみ・あかみ
- ・手荒れ
- ・皮膚の乾燥・かさつき
- ・虫刺され
- ・頭部のふけ・かゆみ
- ・毛がぬけやすい
- ・にきび
- ・顔や体のしみ・できもの
- ・ほくろが悪いものでないか気になる
- ・手足のぶつぶつ・いぼ・たこ・うおのめ
- ・みずいぼ
- ・みずぼうそう(体中の小さい水ぶくれ)
- ・口唇の小さい水ぶくれ
- ・顔や体の痛みがある水ぶくれ
- ・おでき
- ・口唇のあれ・口内炎
- ・やけど
- ・すりきず・きりきず
- ・手足に汗をかきやすい
- ・爪の変形・色の変化
- ・化粧品、植物、金属によるかぶれ
- ・みずむし
(指の間のじゅくじゅく・足裏のみずぶくれ・踵のガサガサ)
皮膚科で治療する主な病気
皮膚科では以下のような症状を診察対象としています。
- ・湿疹・虫刺され
- ・汗疹(あせも)
- ・乳児湿疹
- ・手湿疹
- ・皮脂欠乏性湿疹
- ・アトピー性皮膚炎
- ・じんましん
- ・皮脂欠乏症
- ・乾癬
- ・掌蹠膿疱症
- ・白斑
- ・ざ瘡(にきび)
- ・熱傷(やけど)
- ・褥瘡(とこずれ)
- ・擦過創(すりきず)
- ・胼胝(たこ)
- ・鶏眼(うおのめ)
- ・円形脱毛症
- ・皮膚腫瘍
- ・陥入爪
- ・接触性皮膚炎(かぶれ)
- ・皮膚細菌感染症(とびひ・おできなど)
- ・ウイルス性感染症(ヘルペス・帯状疱疹・いぼ・みずいぼ)
- ・皮膚真菌感染症(みずむし・たむし・皮膚カンジダ症・スポロトリコーシス)
保険治療
- ・液体窒素による冷凍凝固療法(いぼの治療)
- ・軟属腫摘除(みずいぼ摘除)
※当院では事前に麻酔テープを貼った後に、処置を行っています - ・近赤外線照射療法
- ・中波紫外線照射療法(ナローバンドUVB)
- ・皮膚腫瘍(比較的小さいもの)の外来手術(予約制)
保険外治療
- AGA(男性型脱毛症)の診療・フィナステリド(プロペシア錠)の処方
- 初診時:初診料+1ヶ月(28日)分の治療費:合計 ¥ 10,000
- 再診時:再診料+1ヶ月(28日)分の治療費:合計 ¥ 8,000
- 陥入爪(巻き爪)治療
- マチワイヤーによる爪矯正治療:一趾につき¥ 6000 (ワイヤー代 込)